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体験者の声

民泊感想文

 

「家族の一員になったとき」

みなさんは、「田舎に泊まろう」いうテレビ番組を見た事がありますか?
私は、あの番組の出会いと別れのドラマが好きです。全く知らない赤の他人の家で一に暮らして、本当の家族のような気持になれるだろうか?と思いつつも、一宿一飯の恩義の後の別れは、いつも涙が出て心が洗われるようです。
学校に入ったときから『私たちの学校の修学旅行は変わっているよ。』と教えられてきました。
素敵なホテルに泊まったりみんなで遊んだりするのが修学旅行だと思っていたのに、民泊??私の頭の中には、あの番組が浮かんできます。でも、あのような出会いと別れが私たちには出来るのだろうか、という気持ちもありました。いざ沖縄に行ってみると、迎えてくれたお母さんが「おかえり!」と出迎えてくれました。私たちも思わず「ただいま!」とはじめて行った家なのに、戸惑いも無く言う事ができました。
これは、沖縄にきた開放感なのか、それとも仲間がいるという安心感なのか、何の不安もなく、本当に家族の一員になれたような気がします。
沖縄の人のあたたかさ、家族じゃない人との心と心の絆。他では絶対に味合う事の出来ない貴重な体験をする事が出来ました。別れ際に、お母さんに抱きしめられ「ありがとう。」と言われたとき、涙を堪えるのに精一杯でした。
この旅で、「首里城」や「ひめゆりの塔」など貴重な見学もできたけれど、私にとっては、何よりも民泊体験が心の財産になったような気がします。
一宿一飯の恩義は伝わったよね!?・・・お母さん。
 

 

「ただいま」

「帰ったらおとぅにただいまっていうんだよ。」民泊のおかぁに言われた言葉。
「あぁやっぱり家族なんだなぁ」と感じた。
おかぁは、私たちと本当の家族のように接してくれた。旅で見つけた沖縄の人らしさ。私は、2日間の民泊で見つけた。
初めての民泊、初めての人、全てが初めてだった。民泊の家の人に会うまでは、私の心の中は緊張していたかもしれない。「おこられたらどうしよう。」いろいろな思いが頭の中にあった。私たちのおかぁは笑顔の絶えない優しそうな感じの人だった。私はおかぁを見た時、緊張がほぐれた様な気がした。きっと私だけではなく他の3人もきっと緊張がほぐれただろう。「よろしくお願いします。」私たちの民泊は始まった。
民泊では、沖縄の文化や特徴を沢山学び、逆に新潟の事もたくさん話した。そして、サーターアンダギーもたくさん作った。しかし、私たちは、誤った行動をしてしまい、民家先の人に叱られてしまった。その時は、「あぁ、せっかくの民泊が台無しだ。」こんな事しなければよかったと後悔したが、今考えるとおかぁは、本当に私たちのおかぁになってくれたたんだと感じる事が出来た。それからは、しっかりとおかぁの手伝いをしたりして「コミュニケーション」を取り合いながらとても楽しく充実した民泊を体験する事が出来ました。
沖縄の人らしさ。それは本当に人を愛せる事なのだと思う。決して楽しい事ばかりではなかったが、しかし私たちは、おかぁ、そしておとぅから大切なことを沢山学び2日間だけだったけれども本当の家族になれたと思う。またいつか、沖縄に行ったら伝えたい。
「ありがとう」そして「ただいま」
 

 

「わたしは人見知り」

今回の旅のテーマは「人との関わりを大切にする」こと。人見知りが激しく、いつも人の陰に隠れている身としては、かなりきついテーマだった。まず、最初に出会ったのは、一緒に実行委員として働く人たち。しゃべった事のない人たちもいて、すごく不安だった。
同じ学校の人でも私の人見知りは発動してしまうのに、全く見た事もなくしゃべった事のない人のお家に泊まるなんて・・・
旅当日、わたしは「ひとみしり」と言う物体と化してしまった。そんなこんなで1日目も終わりに近づいてきた。とうとう、民泊の対面式がやってきた。私の目の前にいるのは、優しそうな顔をした、わたしの「おかあさん」になる人。これから1日とちょっと、お世話になる人。対面式終了後、おかあさんが、話かかけてくれた。「今日は、何していたの?」って。案の定、わたしの人見知りは、ばっちり発動した。テンパッテ、うまく話せなかった。
これから、お世話になっているあいだ中こうなるのかと、とっても不安になった。
でも、そんな不安も次の日には、ちっちゃくなった。おかあさんも、ゆう姉も、お父さんも、みんな心がオープンな感じがした。わたしも、心はオープンになっていった。わたしが、前日、会ったばかりの人に心がオープンになったのは、すごーく久しぶりの事だった。
相変わらず、2人きりで話す事は、わたしの人見知りが邪魔をしていたけど、みんなで沢山、バカ話ができ、自分もしゃべる事ができた。こういう所から、沖縄の人・・・全員が、とは言えないけれど、とりあえず私のお世話になった人たちは、受容というか何というかそんな感じだなぁと思えた。
私もいつか、沖縄の私の出会った人たちみたいになりたいなぁ。
修了式。おかあさんとハグをし、これからもおかあさんとかかわっていきたいと思った。


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